花粉症とアレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、花粉やホコリなどのハウスダストが原因となって起こる目のアレルギーのことを言います。アレルギー性結膜炎には、季節によって起こる季節性アレルギー性結膜炎である花粉症と、季節に関係なく生活環境からくる通年性アレルギー性結膜炎の2つのタイプがあります。症状としては主に、目のかゆみ、充血、目やに、涙が出るのとともに、異物感があったりまぶたの裏にぶつぶつができたりします。重症化すると角膜にキズがついたり、角膜の周囲が赤紫色などに変わることもあります。アレルギー性結膜炎の患者は、およそ8割の人が花粉症による季節性の結膜炎と推定されています。アレルゲンとなる植物は、春先のハンノキ、スギ、ヒノキ、シラカバで、春を過ぎた頃からホソムギ、ハルガヤで、夏からはイネ、ブタクサがあり、秋の終わり頃までは、様々なアレルゲンが空気中に舞っていることになり、季節性とは言っても、酷い人では2~10月頃まで花粉症で悩まされることもあります。通常はマスクや花粉を防ぐゴーグルタイプのメガネで予防するのですが、見た目が悪く分かっていても装着しない人が多く、よく涙目になっている人を見かけます。これだけならまだ良いのですが、コンタクトレンズを使用していると、目に付いた花粉などのアレルゲンがコンタクトにくっつき、そのまま1日生活を続けることもあります。原因物質が付いたままなので、涙やかゆみが止まらず、何度も目をかいているとキズができて、細菌などの感染症の原因にもなりかねません。そうならないためにも、日頃から室内を掃除してアレルゲンを取り除き、外出時には専用のメガネによる予防や、抗アレルギー薬などを服用するなど、身を守ることが大切です。